ドレスの基礎知識Knowledge of dress

ドレス素材

オーガンジー
軽くて薄く、透明感のある生地。シルクやポリエステルの織物で、手触りはややかたい。ドレス素材ではポピュラーで、スカートに重ねたりシースルー部分にも多く使われる。

チュール
2本の縦糸を組み合わせたメッシュ状の生地のこと。生地は薄いが、スカートに重ねるとボリュームが出る。花模様を刺繍したものをチュールレースと言う。別名ラッセル

サテン
シルクをはじめ、光沢のある織物の総称。手触りがなめらかだが、生地は厚めでボリュームがあるため、ゴージャスな雰囲気に。プリンセスラインのウェディングドレスなどに多く用いられる。

シャンタン
縦に生糸、横に玉糸のラインを交差した織物。袖(つむぎ)のような地模様が特徴。光沢はあまりないのでクラシカルで落ち着いたイメージになる。シックな素材なのでウェディングドレスやイブニングドレスなどフォーマルシーンで活躍。

ドレスライン

Aライン
アルファベットの「A」のラインを思わせる、なだらかに裾が広がるタイプ。ウエストからすらっとのびるこのラインはエレガントで人気が高い。

スレンダーライン
身体のラインにフィットするデザインで細身のシルエット。背の高い人によく似合う。スレンダーラインとAラインの中間をソフトスレンダーという。

プリンセスライン
ウエスト切り替えでスカートが大きくふくらんだ華やかなデザイン。体形を選ばず誰でも似合う。特に広い会場で映えるので、ホテルの披露宴や大きな教会での挙式に向く。お姫さまのような花嫁を目指すならこれがぴったり。

マーメイドライン
上半身から腰にかけて身体のラインにぴったり沿ったデザイン。裾にだけギャザーやフレアーを入れ、ボリュームを出したシルエットが人魚(マーメイド)を思わせることから、この名がついた。

デコルテ

オフショルダー
両肩を出し、大きく開いたネックラインで人気が高い。

ビスチェ
肩紐がないキャミソール型のデザインのこと。大胆に肌を露出するので、健康的な魅力をアピールできる。

ボートネック
船底の形のように、鎖骨に沿って、カーブを描いたネックライン。体形を選ばず、どことなく初々しさを演出。

スリーブ

フレンチスリーブ
袖付け線がなく見ごろから続いた袖。ノースリーブより肩先が出たものが一般的で花嫁ドレスの中でも人気。

アメリカンスリーブ
首の根元から広くあいた袖のラインで肩幅がある人向き。首で支えるので、なで肩でもストラップがずれない。

パゴダ
腕の部分は狭く、袖口が開いているデザイン。開いた袖のフリルにボリュームがあるので腕が細い人にも◎。

和装

白無垢
白無垢(しろむく)とは、神前挙式の場合に着る白い花嫁衣裳。打掛、掛下(打掛の下に着る着物)、帯、足袋、小物など、全てを白一色で揃える。 角隠しまたは綿帽子を被る。白無垢は挙式に着用し、披露宴では色打掛けに掛け替える。「嫁ぎ先の家風に染まる」という意味合いを持つ。 白無垢とは武家(侍)の家に嫁ぐ花嫁の衣裳。古来日本では、白は太陽の光の色と考えられ、神聖な色とされており、平安朝以来、花嫁衣裳に純白が貴ばれるようになる。室町時代に、足利幕府により礼道教育が始まり、小笠原流、伊勢流などの礼道が確立し、婚礼の法式や衣裳が定められる。幸菱文様(さいわいびしもんよう・小花で型どった菱形の幾何学的な文様)の表着に白打掛が着用され、これが白無垢の起源となる。また、婦人は外出の際に小袖を頭から被く(かづく)ようになり、この習慣が婚礼のしきたりにも定められ、白の小袖を被くようになる。これが次第に江戸時代の綿帽子、今の角隠しへと変容していく。

黒引き振袖
黒地の振袖。白無垢同様に婚礼の正装で、挙式にも披露宴にも通用する。黒引き振袖は、おはしょりをあまりとらずに裾を引きずるようにして着用する。白無垢よりもその歴史は古く、かつて武家の婚礼衣裳として使われ、江戸後期から昭和初期までは一般的な花嫁衣装だった。振り袖の生地は関東では縮緬、関西は綸子が多い。昔は結婚後、振り袖の長い袂を切って留め袖にした。裾を引きずって着ることから「お引きずり」とも呼ばれる。

打掛
打掛は、打掛小袖ともいい、和装の正装。室町時代に武家の婦人の秋から春にかけての礼服として羽織のように打ち掛けて着られていたのが由来。江戸時代に入って豪商や富裕な町家でも着られるようになり、次第に一般にも婚礼の礼服として普及し、掛下の帯つき姿の上に、打ち掛けて用いる。帯をせず、歩くときに褄(つま)をかい取らねばならないので、掻取(かいどり)とも呼ばれる。 打掛の生地は、緞子(どんす)か綸子(りんず)を用い、帯も同じ生地を使う。草履も生地にするのが一般的だが、色打掛には紅白重ねを用いることもある。掛下は綸子か羽二重を用いて白地が基本だが、打掛に合わせて色物も用いられる場合もある。長襦袢は白か掛下と同色にする。 着物の上に羽織って裾をひく「打掛」スタイルは近世の武家女性の礼装のひとつ。赤やブルー・ゴールドなど華やかな色使いで、おめでたい文様を施している。基本的に色打掛と白無垢は上に羽織るものが違うだけなので白無垢から色打掛のお色直しは早い。

色打掛
打掛とは打掛小袖ともいい、室町時代に武家の婦人の秋から春にかけての礼服として羽織のように打ち掛けて着られていたのが由来。江戸時代に入って豪商や富裕な町家でも着られるようになり、次第に一般にも婚礼の礼服として普及する。 色打掛には、地紋の入った色地に、赤や緑など華やかな色で鶴亀、鳳凰、松竹梅、御所車といっためでたい吉祥模様を刺繍した打掛や、織や染、白地に金糸、銀糸による刺繍や印金・箔などの技法で吉祥文様を現した施した打掛がある。 白無垢より格下の装いだったが、現在では色打掛も正礼装とされている。結婚式においては、挙式は白無垢、披露宴は色打掛というパターンが定着している。帯をせず、歩くときに褄(つま)をかい取らねばならない ので、掻取(かいどり)とも呼ばれる。

引振袖
「お引き」「お引きずり」とも呼ばれる裾をひいた振袖。中でも武家の婚礼衣裳として使われていた黒引振袖は、早めに予約しないとレンタルできないほど最近、人気が高い。黒引振袖は、挙式にもお色直しにもふさわしい。

角隠し
文金高島田の髪を飾る帯状の白い布。挙式時につけるのが正式とされているが、披露宴でそのままつけてもOK。最近は色つきやオーガンジー素材もあるのでカジュアルな雰囲気にも。

綿帽子
綿帽子の時、文金高島田の上からかぶる白い布の袋。本来は、式が終わるまで、夫以外の人に花嫁の顔を見られないためのものだった。挙式の時のみつけて披露宴でははずすのが一般的。

メンズ衣裳

フロックコート
男性の昼の礼装。ダブルの上着で、丈は膝まであるタイプ。ズボンは縞のものを合わせる。最近は新郎の衣裳としてタキシードに次いで人気が高い。どちらかというと、背の高い人に似合うタイプ。

タキシード
夜の準礼装。 ニューヨークのタキシード公園のクラブ員が身につけたことに由来する。最近は黒以外にシルバーグレーなど色物のタキシードも人気。カマーバンドや蝶ネクタイが着こなしのポイントになる。

モーニング
もともとは、フロックコートの代わりに着られていたもの。現在では、昼の正礼装となっているが、日本の場合は、夜のパーティーなどに着てもOK。後ろが長くなったデザインと縞のパンツが特徴的。

燕尾服
別名テールコートとも呼ばれ、夜の正礼装。前身頃は短く、後身頃が燕の尾のように長く伸びていることから燕尾服と呼ばれている。前身頃の丈が短いので足を長く見せる効果あり。

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